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応用情報に出る概念をまとめた
サブネットマスク
ネットワークを分割する技術。
通常のIPアドレスは最初の24ビットがネットワークアドレス部で、最後の8ビットがホストアドレス部だが、サブネットマスクはそれを再定義することができる。例えばネットワークアドレス部を26ビットに拡張すれば、差分の2ビットを使うことでネットワークを4つに分割することができる。
再定義の方法
ネットワーク部を1、ホストアドレス部を0と表現する。
ex)ネットワークアドレス部を26ビットに拡張した場合のサブネットマスク
11111111.11111111.11111111.11000000
十進法に直すと
255.255.255.192
試験で注意するポイント
ホストアドレス部がすべて0の場合、ネットワークアドレスを表す。
また、ホストアドレス部がすべて1の場合、ブロードキャストアドレスを表す。
データの誤り制御
パリティチェック
送信するビット列に対して、パリティビットと呼ばれる検査用のビットを付加することで、データの誤りを検出する方法。1ビットの誤りを検出できる。偶数パリティは、ビット列の中の1の数が偶数になるようにセットする。奇数パリティは、ビット列の中の1の数が奇数になるようにセットする。
水平垂直パリティチェック
データ全体をブロックとみなし、水平垂直両方向にパリティを付加することで、1ビットの誤りであれば位置を特定できる。
CRC(巡回冗長検査)
ビット列を特定の式(生成多項式)で割り、その余りをチェック用のデータとして付加する方式。受信した側は、データを生成多項式で割り、割り切れれば誤りなしと判断する。複数ビットの誤りを検出できる。
ハミング符号
ビット列に対して検査用の冗長ビットを付加することで、2ビットまでの誤り検出と、1ビットの誤りを訂正できるようにしたもの。
元のビット列から異なる組み合わせパターンを複数作り、それぞれの排他的論理和を求めることで、検査用の冗長ビット列を算出する。
受信側は、送信側と同じように組み合わせパターンを作り、付加された冗長ビットを合わせて排他的論理和を求める。データが正しければ、排他的論理和は0になる。
メモリインタリーブ
物理上は1つである主記憶領域を、論理的な複数の領域(バンク)に分け、これに並列アクセスすることで見かけ上のアクセス時間の短縮を図るアクセス高速化手法。
障害発生時の対策
フェールソフト
障害発生時に機能を縮小させて継続実行する考え方。
フェールセーフ
障害発生時に影響範囲を広げないように、安全な動作を選択する考え方。
2021年02月22日(月)
1.0時間