
t0mmy
2020年12月30日に参加
学習履歴詳細
network系の学習
やったこと
令和三年 春 ネットワークスペシャリスト午後Ⅱ
学んだこと
RSTP
Rapid STP。
STPによるフェイルオーバーを高速化したプロトコル。
高速化のメカニズム
以下の二つにより、高速なフェイルオーバーを実現している。
- 有事の際に備え、事前に代替となるポートを設定する
- 待機時間のない、高速な状態遷移
■ 1. 有事の際に備え、事前に代替となるポートを設定する
ポートが故障したときに備え、代替となるポートを事前に決定しておく。
有事の際は、代替ポートを開放する(フォワーディング状態へ遷移する)ことで素早くフェイルオーバーする。
■ 2. 待機時間のない、高速な状態遷移
STPでは、有事の際、以下の順でスパニングツリーを構成する。
- 問題発生
- リスニング状態
- ラーニング状態
- 転送遅延に設定した待ち時間が経過した後、ラーニング状態になる
- フォワーディング状態(完成)
- 転送遅延に設定した待ち時間が経過した後、フォワーディング状態になる
RSTPでは、有事の際、以下の順でスパニングツリーを構成する。
- 問題発生
- 代替ポートをフォワーディング状態へ(完成)
RSTPは、STPと比較して、待ち時間がなく、遷移する状態数も少ない。
これが、フェイルオーバーの高速化に寄与している。
DHCP リレーエージェント giaddrフィールド
DHCP DISCOVERを発信してきたサブネットを特定するために使用する。
DHCPは、サブネットごとに、割りあてるpublic IPアドレスの範囲を定義する。
割り当てるpublic IPアドレス範囲を特定するために、DHCP DISCOVERを発信してきたサブネットを特定する必要がある。
この特定に、giaddrフィールドが使用される。
ループバックインターフェース
分類はネットワークインターフェース。
物理的なNICは存在せず、OS上に仮想的に構成されたネットワークインターフェースである。
通常のNIC同様、自由にユニキャスト用IPアドレスを付与できる。
BGP経路冗長化におけるループバックインターフェースの活用
■活用するメリット
インターフェース障害、リンク障害に対して強くなる。
- 物理NICに依存しない経路冗長化が可能
- ルーター本体がダウンしない限り、自動で冗長経路を使用する
■活用しない(≒物理NICのみ使用する)デメリット
物理NICの数だけ、経路の冗長化設定が必要。
network
2022年04月08日(金)
2.0時間