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学習履歴詳細
Design It! 9章 アーキテクチャデザインスタジオを開く 読了
やったこと
- Design It! 9章 アーキテクチャデザインスタジオを開く 読了
学んだこと
ポイント
- アーキテクチャデザインスタジオの目的
- 短めのタイムボックスを設ける目的
- ワークショップの流れ
- デザインアクティビティ
学び
- アーキテクチャデザインスタジオの目的は、グループができるだけ色々なアイデアをできるだけ早く作成すること
- そのために、短めのタイムボックスを設ける
- 時間をかけるだけ優れたアイデアがでる ... とは限らない
- 短めのタイムボックスを設定し、短時間で、効果的なデザイン探求を目指す
- ワークショップの流れは以下の通り
- 作成 => 共有 => 批評 を繰り返す
- 結果をまとめ、次のアクションを決定する
- 結果と次のアクションを記録する
- デザインワークショップ内での活動(デザインアクティビティ)は、いくつか選択肢がある
- 目的に応じて、デザインアクティビティを選択する
メモ
デザインに時間をかけ続けても、必ずしもより良いデザインとなるとは限らない。
デザインにかける時間に制約を設けてることで、無駄を省くことが出来る。
この教えは、「デザインスタジオ」として普及した。
アーキテクチャ デザインスタジオを計画する
デザインスタジオでは、グループができるだけ色々なアイデアをできるだけ早く作成することを目的とする。
そのために、探求に費やす時間を大きく制限する。
上記目的を達成するために、デザイン探求では、早く(Fast)、効果的で(effective)、楽しいもの(fun)にする(これをデザイン探求の「3つのF」と呼ぶ)ことに重きを置く。
デザインスタジオでは、3種類のアイデアが生まれる。
- 作るもののアイデア
- 有望なアイデア
- モデルやプロトタイプを作成して、詳細を具体化していく
- もっと探求が必要なアイデア
- 「前提が間違っている」「重要な情報が欠けている」などを発見する
- 新しい疑問としてのアイデア
- アイデア探求の過程で、解決したい問題の新しい問題に気付くことがある(問題を、事前に発見できたことになる)
- ステークホルダーに報告し、問題に対する理解を深めることが出来る
ワークショップ以前 : 準備
ワークショップの目標を定め、招待する人を決定する。
目標は、1,2つ程度定める。
目標を明確に定めるには、以下について理解を深める必要があり、そこそこ大変。
- ビジネス目標
- 品質特性
- アーキテクチャ上重要な要求
- など
キックオフ
以下を行う。
- 解決したい問題とアーキテクチャに関する情報を参加者に共有し、参加者の認識を一致させる。
- デザインスタジオの目標を共有する
作成 - 共有 - 批評 のサイクルを繰り返す
アイデアを探求し、可能性についてグループの理解を深める
◆作成
一人、または少数のグループでワークしょんぷのゴールに向かって取り組む。
アイデアのスケッチ、モデル化など。
アナログツールを使用すると良い。
必ずタイムボックスを設け、その時間内で完結させる。
◆共有
各グループが作成したアイデアを共有し、自分たちの設計が目標をどのように満たすかを説明する。
完全な説明を避け、要点の説明に留める。
- タイムボックスが、完全な説明を避ける仕組みとして機能する
共有する段階では、聴くことを意識し、質問は避ける(質問は、次の批評で行う)。
◆批評
他のグループのアイデアを批評する。
目標に関する設計のメリットに評点を当てる。
言い換えると、否定的で非建設的な批評は避ける。
◆繰り返す
作成-共有-批評 により、素早い思考の発散と収束を促進する。
これを繰り返し、学びを積み重ね、よりよいアイデアの議論につなげる。
また、繰り返しの中で、メンバーに合わせてルールを調整すると良い。
デザインスタジオを閉じて、次にやることを決定する
ワークショップの結果をまとめる。
まとめ結果から、次のアクションを決定する。
- 最も注目すべきアイデアは何か?
- 対処すべき重大なリスクは網羅できたか?
- 実験すべきことはあるか?
- など
まとめや次のアクションは、記録に残そう。
適切なデザインアクティビティを選択する
デザインスタジオの進め方には、いくつかのアクティビティがある。
ワークショップの際には、目的に応じてアクティビティを選択し、カスタマイズできる。
適切な参加者を招く
ワークショップの質は、参加者に左右される。
また、参加者が多すぎると、ワークショップの結果がコストに見合わない可能性が高い。
適切な大きさのワークショップ
大規模なグループは、以下の問題がある。
- 管理が難しい
- コミュニケーションに時間がかかる
- スケジュールの調整が難しい
大規模なグループのままだとワークショップはうまく機能しない。
そのため、いくつかの小さなグループに分割するとよい。
多様な聴衆を招待する
活発な議論を呼ぶために、以下のようなメンバーを参加者に加えると良い。
- 異なる価値観を持つ参加者
- 異議を唱えることができる参加者
まずは、重要なステークホルダーを招く。
後は、価値観が偏らないように、参加者を調整する。
グループの力を賢く利用する
グループワークでは、 "集団思考" に陥らないよう注意する必要がある。
周囲に同調しているだけの、静かな大多数を探し、コミュニケーションを促そう。
意見の不一致がない状態は、衝突を恐れ、集団思考に陥っている可能性を示す。
2024年01月13日(土)
2.0時間