タスクスケジューリングの方式
到着順方式
実行可能状態になったタスク順に、CPUの使用権を割り当てる方式。
優先度順方式
タスクにそれぞれ優先度を設定し、その優先度が高いものから順に実行していく方式。実行中のタスクよりも優先度の高いものが待ち行列に追加されると、実行の途中でCPU使用権が奪われる。これをプリエンプションという。
動的優先順位方式
タスクがCPU使用権の割り当てを受けるまでの待ち時間の長さに応じて、その優先度を徐々に上げていく方式。
ラウンドロビン方式
CPUの使用権を、一定時間(タイムクォンタム)ごとに切り替える方式。規定の時間内に処理が終わらなかった場合は、実行中だったタスクは待ち行列の最後に回される。
多重待ち行列方式
ラウンドロビン方式に優先順位を加味させた方式。
処理時間順方式
タスクの処理時間がより短いものから順に処理をしていく方式。
イベントドリブン方式
マウスによる入力など、環境の変化をタスク切り替えのきっかけとしてCPUの使用権を切り替える方式。
M/M/1の待ち行列モデル
病院に例える
病院の混み具合
λ(ラムダ)=1時間に何人患者が来るか。平均到着率(Ta)
μ(ミュー)=1時間に何人診察できるか。平均サービス時間(Ts)
ρ(ロー)=混み具合。λ÷μで求める。平均利用率
病院に行ったら何人並んでいるか。
ρ÷(1-ρ)人並んでる。
診察までどのくらい待つか。
(並んでる人数×1人あたりにかかる時間)待つ。
平均待ち時間(Tw)=ρ÷(1-ρ)×μ
用語
NAPT(Network Address Port Translation)
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの相互変換するNATの考え方にポート番号を組み合わせた技術。
OpenFlow
既存のネットワーク機器がもつ制御処理と転送処理を分離したアーキテクチャ。制御部をネットワーク管理者が自ら設計・実装することで、ネットワーク機器ベンダの設定範囲を超えた柔軟なせ制御機能を実現できる。
SDN(Software-Defined Networking)
OpenFlow上でソフトウェア制御による動的で柔軟なネットワークを作り上げる技術全般を指す。